RESEARCH

農産物のブランチング・冷凍

農産物を冷凍品などに加工する際には,ブランチングと呼ばれる酵素失活処理が一般的に行われます。しかしながら,従来の熱湯浸漬による方法は,栄養成分の損失や食感劣化など品質面への悪影響が多くあります。当研究室では様々な農産物を対象に,ブランチングが品質や組織構造へ及ぼす影響の調査や,最適なブランチング手法の検討,酵素失活シミュレーションなどに取り組んでいます。

ラマン顕微鏡によるペクチン分布解析
ニンジンから抽出したペクチンのAFM画像

農産物の乾燥

果実・野菜に対する乾燥は,長期間の貯蔵が容易となるため,古くから用いられてきました。また,ドライフルーツには生鮮品にはない独特の風味が付与されるため,好んで摂取する人も多くいます。当研究室では,乾燥品の品質および乾燥効率を向上させるための新たな技術開発に取り組んでいます。

イチゴや柿も研究対象にしております
マイクロ波乾燥したガパオの葉

農産物の電気的特性

微弱な電流を農産物に流し,そのときのインピーダンスを計測することで組織状態の把握を行なっています。当研究室では,生鮮貯蔵中や加工中など様々な状況での電気的特性を計測・解析しています。

各種加工操作後のニンジンから得られたCole-Coleプロット

デンプン粒のモルフォロジー解析

デンプン粒は生成元となる植物種ごとに特徴的な形状を有しており,また,同一個体においても大小様々な粒子を含有しています。 当研究室では,このようなデンプン形状の特徴を定量的に解析し,各種物性等との関係性を明らかにします。

サツマイモデンプンのモルフォロジー解析の一例

食用昆虫の機能性・栄養性

世界的な人口増や気候変動を前に深刻なタンパク資源の不足が懸念されます。畜肉に代わるタンパク資源の一つとして昆虫の利用が大きな注目を集めており,本研究室でも機能性や栄養性,安全性の観点から研究を進めております。

当研究室で飼育中のコオロギ

その他

上記の内容以外にも,収穫後の農産物が安全で美味しく食卓に届くための研究を幅広く行なっています。ご興味がありましたらお気軽にご連絡ください。